こんにちは。これまで3食ご飯の完全なご飯党だったのですが、先日妻が買ってきた生クリーム食パンを食べたら予想の斜め上においしかったです。ご飯党だからとういのもありますが、これまでは安い食パンしか買ってきませんでした。パンの種類によってこんなに差があると知ってちょっと感動しました。 さらにパンを美味しく食べるため、トースターを買うのもありかなぁと考えちゃいました。 そんなわけで、美味しいパンを食べるためのトースター選びです。
オーブン、トースター何が違う?
どっちもパンを焼くもの程度の認識でしたが、実際何が違うのでしょうか? まずはそれぞれの加熱する原理の違いから調べてみましょう。
トースターの原理
一言で表すならば、電気ストーブと同じです。トースターの内の上、下もしくは上下についている電熱線に通電させることで、電熱線が発熱し高温となります。この電熱線からでた放射熱によって食材を調理します。外側を短時間で表面を焼くのに適しています。ただし、大きいものだと中まで火が通らない事があります。
オーブンの原理
オーブンは、100℃以上の高温で庫内を満たし、加熱します。庫内全体の空気そのものを加熱するため、食材の全体をむらなく調理することが出来ます。また多くの製品で温度設定が出来るため、高温で長時間調理が必要なものに向いています。
最近は、両方の機能を兼ね備えた、オーブントースターが主流になってきています。しかし、必要な機能がきまっているならば、トースター機能だけのものを選ぶことでコストを抑えることも出来ます。
パンが美味しく焼ける”加熱水蒸気”とは?
食パン等を焼いたときに中身がふっくら焼けるとよく評判の加熱水蒸気。そもそもなぜ水蒸気でパンが焼けるのか不思議に思いませんか? そんな時はまず調べましょう!
水を加熱すると100℃で水蒸気に気化します。この水蒸気をさらに加熱した100℃以上の気体を加熱水蒸気といいます。さらにどんどん加熱し調理時は最高300℃近くにまで温度が上げます。この加熱した水蒸気を使って調理をします。食材の温度が低いうちは水蒸気は液化して食材の周りを包みます。その後、食材が温まると表面についた水分を蒸発させながら調理します。これにより表面は焼き上げ、内側は水分を保ったままのふっくらとした仕上がりとなります。
トースターの種類
石英管ヒーター
電熱線の外管に石英ガラスを使用したシンプルな構造のヒーター。石英管は水に濡れても割れたり漏電したりしない為、スタンダードモデルに使用されます。 ただし、放射熱のみなので表面のみ焼く場合は良いが、内部まで火を通す料理には不向きです。
遠赤外線ヒーター
電熱線ではなく赤外線をヒーターに使用したトースター。遠赤外線を用いることで表面を焼くのはもちろん、赤外線の電動効率の良さを利用し内部まで熱を伝えて調理することが出来ます。よく遠赤外線を使っているから内部まで赤外線が浸透する!といった謳い文句がありますが、それは誤解です。 遠赤外線自体は表面で吸収され内部にまでは届きません。ただし、遠赤外線が熱伝道効率が良い為、送り込める熱量が多くなる。熱の絶対量が多い為、結果として内部まで熱が送り込めるということです。 分厚いパンや冷凍パンも内側までしっかり温められます。
スチームトースター
加熱水蒸気を利用したトースターです。前述にて記載した通り、内部の水分を保ったまま調理ができます。また、水分で食材を包み込む為、水と一緒に余分な脂も落とすことが出来ます。また、調理の際にラップなどをしなくても表面が乾燥しすぎるといったことがありません。 欠点としては、ヒータータイプと比べると調理に時間がかかることが挙げられます。
選ぶポイント
加熱原理やトースターの種類を色々説明しました。 最終的にどれを選べばよいのでしょう? 以下にトースター選びのポイントを書きます。
・どんなものを調理する?
パンなどを焼くだけでよいのか? それともグラタンや焼き菓子を作るのか? 唐揚げ等の総菜を温めなおすのか? 用途によって加熱方法を選ぶことが出来ます。
・サイズ
1人暮らし向けにパン1枚だけ入るサイズや同時に4枚まで焼けるサイズのものがあります。ライフスタイルによって選ぶ必要があります。
・メンテナンス性
調理が終わった後食材のカスが中に落ちる事は多々あります。ほおっておくと発火や故障の原因になることも。 こまめに掃除することが望ましいのですが、そこで重要になるのがメンテナンス性です。中にトレイがあるタイプや前面ドアが脱着可能か、ここも注目しましょう。
・予算
やっぱり一番気になるところです。ただし、価格と性能は比例します。自分にとって必要な機能で絞っていけば、コストも抑えることが出来ます。
如何でしょうか? 少しでも参考になれば幸いです。